夢はなんとなく叶わないもんだと思っちゃうけど
あっという間に12月が始まり、それも1週間が過ぎましたね。さあ、終わりにしよう、2022年を……。
いや、まだある。あと3週間ぐらいは、ある。
今回はわたしの夢のお話です。眠っているときのあれではなく、叶えたいなあ、っていうあれです。夢、叶えてしまった……、ってなりてえな。
それにしても、どうして眠っているときの夢と、叶えたい夢と、どちらも夢って言うんでしょうね。英語でも、どっちも dream ですよね。
夢は公言すると叶う、という言説は信じていませんが、公言することによって多少は自分を鼓舞したり追い込んだりする効果は見込めるかな、と。なのでわたしは結構、無謀な夢でもがんがん発信しています。
まあ、いくら鼓舞したところで追い込んだところで、どうあがいても叶わない夢もあるんですけれども。
というのは、努力とかまったく関係なくて、それはもう運でしかどうにもならないのでは、っていう意味で、です。
というわけで早速まさにそれなのがひとつめ。
- 五十嵐隆氏とサシでお話しする。なんならお友達になる。LINE とか交換したい……。
これはねえ、まあねえ、もはやタワゴトですわな……。まあでも、もしかしたらもしかすると、いつかそんなチャンスが……、あったり……、しないかな……。
- 作家デビューする。
かなり昔から、ふんわりと「作家になりたいなあ」って思っていたことは、なくもないんです。けれども、数年前に文芸部時代の同級生や後輩が作家デビューしてから、「わたしも作家になりたい!」と強く思うようになりました。
……が、最近はまた少しその気持ちは落ち着いています。
というのも、商業作家になることは、必ずしも小説を書きたくて書いている身としては、いいことなのかどうか、ということを考えるようになったのですね。
作家も仕事なので、「売れる作品」を書かなければいけない。というか、それを出版社に求められますよね。お金を集めろ……、それしかもう……、って感じで。
すると頑張って原稿を書いても、編集さんに「こんなんじゃ売れませんよ!」って言われて没にされたり、「ここはこうしてください」とあれこれ修正を入れられたり、すると思うんです。
たとえばそれでエンディングが大幅に変わったものが出版できたとして、わたしはそれを喜べるんだろうか……、と。
ただやっぱり、作家になって自分の本が書店に並べば、今とは桁違いに多くの人に、自分の作品を読んでもらえるはずで。
なんだかんだで「もっと多くの人に読んでもらいたい」という気持ちはあるので、年に1回は小説の新人賞に応募はしようと思っています(ちなみに今年、初めて新人賞に応募しましたが、見事に落選でした)。
あ、あと、もしも作家デビューできましたら、小説の帯文を五十嵐隆氏に書いてもらいたいです。断られそうだけどな。
- いちも詩を累計で 1,000 篇つくる。
これはわたし次第ですね。現時点で 254 篇つくっておりますので、4分の1は達成です。もりもりつくりましょう。
- いちも詩の詩集を商業出版する。
いちも詩の詩集は、印刷所に頼んで2冊つくったことがあります。でもやっぱり、商業出版したいですねえ。
一度、けっこう真面目に自費出版を考えて、とある出版社とお話しをして。担当者さまは、まあリップサービスかもしれませんが、いちも詩を褒めてくださってうれしかったのですが、いかんせん経済的にちょっと無理だな、ってなりまして。
いつかは、商業出版、できたり、しないかなあ……。
他にもいろいろありますが、今回はこんなところで。
夢を見るだけならタダですし、夢に向かって頑張るのは、きっと素敵なことだと思う、というか、思いたいというか。必死なのはかっこ悪くない、むしろその逆。
一時期は「夢なんて抱いてないほうが生きやすいんじゃないかなあ」って、思っていたこともあるんです。
ですが、ある人と夢の話しをしていて、その方はなんにも夢がない、と。そしてわたしが、作家になりたいっていう夢があるんです、と伝えたら「夢があるってすごい、それに向かって頑張っているのって素敵だ」って、言われたんです。
ひょっとしたら、叶うかどうかって、どうでもいいのかもしれない。いや、どうでもよくはないか。だって叶えたいもんな。
ただ、たとえ叶わないまま死を迎えてしまったとしても、夢を抱いたこと、その夢に向かって自分なりに頑張ったこと、それは無駄ではないのかもなあ、って思うんです。
5年前、10年前は、ほんとうにしかばねのように生きていたので、夢もなにもあったもんではなかったのですが、もしかしたらあれこれ夢を抱けるぐらいに回復しているとも、言えるのかもしれません。
Dec. 8th, 2022
本日の1曲:夢 / syrup16g